気力をなくす。2012/04/04

ブログの更新が無い事に複数連絡をいただく、ご心配ありがとうございます。
原因はメインに使っているパソコンにある、普段からちゃんと整理しておけば良いのだが、容量がデカイとグズグズと何でもかんでも置いておく、内外に溜りにたまった2テラを越えるデータの整理は(制作途中の2ギガオーバーの重いレイヤデータや、そのバックアップ、そのまたバックアップやら、大量過ぎる)内容を確認しながらの整理は大変困難。途中大事なデータを削除してしまい慌てて復活させようとしたばかりにシステムにエラー発生、焦れば焦るほどに深刻な事態に陥る、が先月末、、、でブログどころじゃなく、、、音楽を聴く気力すら無くす、、、更に長年愛用してきたiPodまでが突然壊れてしまうし、関係は無いけれどフェイスブックも退会してしまったり、、、で今に至る。
ブログは今暫くお待ち下さい、たぶん近々再開できると思います(そのつもりですが何とも???)。

Frogwings - Croakin' at Toad's (2000)2012/03/27

Frogwings  - Croakin' at Toad's (2000)
フロッグウイングス。今日の1枚は随分前にリリースされたマニアック作品、暖かくなってくるとこんなのが聴きたい。以前デレク·トラックスのことを調べていたら偶然見つけたのだが、とにかくジミー·ヘリングとデレク君のツインギターがたまらないライヴ作品、プロデュースは Allmann B.B のブッチ·トラックス。どのジャンルにもあてはまらない(ジャンルはどうでもイイが)サザン·ロック+ブルーズ+ジャズ+ファンクといった音で、全編もの凄くテンションの高い「ライヴ」が繰り広げられている。ABBをジャズ·ファンクにした感じ=デレク·トラックス·バンドに近いかも。デレク君はジミー·ヘリングをお手本にしていたという話もあるくらい、全編弾きまくりの師弟2人のバトルは特筆すべきモノ。ブッチ叔父さんのドラムはもとより、ベースのオティル·バーブリッジ、パーカッションのマーク·クィノネス、他のメンツもベテラン揃い、ジョン·ホッパーの(知らなかったが)ハープのソロがまた凄い。ま、ジミー·ヘリングは知る人ぞ知る凄腕のテクニカルなギタリストなんだけれど、滑らかな音色も心地良く、聴いていて「私凄い事やってます」的じゃ無いのが私好み、以降ハマりブート盤を漁る、ウォーレン·ヘインズさんも客演してたり当然アタリ。ABBやDTBに限らずサザンロックの方々はやたらとブート盤が多いので苦労する。
http://www.youtube.com/watch?v=NiYn3R9ezsI
http://www.youtube.com/watch?v=0lDXvmZmh2c
http://www.youtube.com/watch?v=oaptE1-zVYM
ジャケットはロゴもイラストも雑、だからマニアック。★★

今日27日は次女の誕生日である、何にも束縛される事無く毎日を悠然と楽しく過ごしている、親としては今の時代だからこその心配もあり、将来の計画もしっかり、と、思うのだが誰に似たのか我関せずである。とはいえ今日は成長を祝いたい。

ロック·スターのファッションがつまらない。2012/03/21

日本に限らず英米でも多くの若いロックバンドは普段着のままステージに立っているのがつまらない、それなりに拘りがあるのかも知れないが私には全く伝わらない。ミュージシャンにとってファッションは音楽と同等に大切、大袈裟に言えば自己表現の為に重要なものだったハズ。知る限りその昔、ロック·スターはファッション·スターでもあった。リバプールやマージーの(ビートルズ等の)GS的制服はともかく、初期ストーンズの意外なトラッド、スモール·フェイセズやキンクスのモッズ、クリームやフーのサイケデリック、フラワー·チルドレン、、、、以降のグラムやパンク、様々なロックのムーブメントはファッションのムーブメントでもあったように想う。いつの頃からかつまらなくなった(パンクまではまだ許せた)思うに80年代の終盤~90年代にかけて、オルタナティヴやグランジ系が出てきた頃からか? 誰もがラフな普段着でステージに立つのが格好良い時代になったのが実に残念。どう配慮しても何の拘りもセンスも感じない安物の服(にしか見えない)はいかがなものか、または奇をてらった下品なコスプレ、似合いもしない高価なデザイナー物を着ている連中は論外。見かけ倒しは困るが、姿 形は大事だと思う、ルックスからカリスマ性も主義主張も感じないロックスターに憧れるのは私に限っては考えられない。ロックスター(?)がファスト·ファッションの広告で登場する今、嘆かわしく感じるのはオヤジだからだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=a7JEGcWGbKE
http://www.youtube.com/watch?v=aYRD9OLmbFg

あの頃18歳の私は背中までの長い髪にマキシコートで引き摺るような長いマフラーを巻きロンドンブーツも颯爽と、、憧れの誰かをそっくり真似たりはしないし、出来るハズもないので自分なりに工夫して楽しんでいた(派手な田舎者にしか見えなかったろうが)。

Miles Davis - Ascenseur Pour L'Echafaud; Soundtrack (1957)2012/03/16

Miles Davis - Ascenseur Pour L'Echafaud; Soundtrack (1957)
Miles Davis (tp), Barney Wilen (ts),
Rene Urtreger (p), Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds).

マイルス·デイビス&バルネ·ウイラン 他。ルイ·マル監督の1958年制作のフランス映画、邦題「死刑台のエレベーター」のサウンドトラック盤。撮影当時は若干25歳、監督デビュー作品であり代表作でもあるサスペンス映画。本作は若き日のマイルス御大が初めて手掛けた映画音楽、テナー·サックス奏者のバルネ·ウィランをはじめパリのジャズメンを迎え(バルネ率いるオクテットから選んで)クインテットを再編成。パリのスタジオで真夜中にラッシュ·プリントを見ながらアドリブを加えたという伝説的な録音、まさに音楽のヌーヴェルヴァーグ。全くの即興とは思えないような全10曲の素晴らしいモダン·ジャズ、演奏レベルの高さはマイルスの存在をとてつもなく大きく感じさせる。白黒の画面が美しい夜のパリの街を映し出し、不安と焦燥感を煽りたてるようなマイルスのトランペットがたまらない。モーリス·ロネもジャンヌ·モローも最高に素敵でファッションにも憧れた。私がジャズに目覚めたのはフランス映画であり、吐く息が白くなるほど冷たい部屋で静かに良く聴いた、ロックには無い大人な格好良さに、クールさに魅了された。ヌーヴェル·ヴァーグやフィルム·ノワールが流行で映画もむさぼる様に観た時代、ゴダールは田舎の少年には難解だったがルイ·マル、トリュフォー、ルネ·クレマンは大好きだった(ロジェ·ヴァディムを好きだと言うには幼かった)。
http://www.youtube.com/watch?v=saG7EELIfMM
http://www.youtube.com/watch?v=xDeZnWEUA_k
ジャケットはジャンヌ·モロー、この絵だけでイメージは膨らむ。★★★

Emerson, Lake & Palmer - Pictures at an Exhibition (1971)2012/03/15

Emerson, Lake & Palmer - Pictures at an Exhibition (1971)
エマーソン, レイク&パーマー。キーボードとベースとドラムの名プログレトリオ、ムソルグスキー作「展覧会の絵」。誰もが音楽の授業でコレくらいは聴き知っていたが、ロックとクラッシックの融合は当時の流行?(パープルのロイヤルフィルしかり)。本作は音をいじくりまわすプログレ系にしては画期的なコンサートホールでのライヴほぼ一発録音、何より独特の間合いやライヴならではの張り詰めた緊張感が否応無しに伝わってくるよう、記事を書くにあたり改めて試したが、3人共に尋常では無い高度な演奏技術に惹き込まれる。キース·エマーソンと聞けば お決まりの楽器破壊のパフォーマンスだけじゃなく、名(迷)アレンジと自由奔放な演奏は本当に凄い、それに呼応するカール·パーマーのアグレッシヴなプレイも最高。リリシズム溢れるグレック·レイクの歌が好きで「賢人/The Sage」や「キエフの大門」もたまらなく、最後まで飽きさせない。当時はアンコール曲、チャイコフスキーの「くるみ割り人形 / ナットロッカー」が人気だったが私は本編が好き。あの時代だから生まれた作品、彼等の様なアプローチが量産された今、若い方が聴けばどうだろうか?とは思う。
http://www.youtube.com/watch?v=MmNWopDgTRE
http://www.youtube.com/watch?v=to_8kZCQalQ
http://www.youtube.com/watch?v=Izi_Q-ihH3E
当時はロックらしからぬジャケットに困惑したが、デザイン的にも名作。★★★★

JUNのCMに憧れた中学の頃の話。
前述のグレック歌う「The Sage」がファッションブランド、ジュン/Jun & Rope のCMに使われていた、ヨーロッパの古城を男女がゆっくり歩いている綺麗で神秘的な映像、コンセプトは「Classical Elegance」今聞いても素敵な言葉だ。アダモのナレーションで「ロペはキレイ、ジュンはニクイ!」とのCM見たさに深夜まで米国製TVドラマを観ていた。R&Bやソウルを知るきっかけもJUNがスポンサーの「ソウルトレイン」だったし、いつも始まりは変である。私はダンスよりもCMが待ち遠しくて、ダンデイな男性がシャツを開けるとバストが現れて初めて女性でだと気付く、このCMはリチャード·アベドン御大、夢がいっぱいの佳い時代だったなぁ、もちろん中学生のくせにJUNを着ていた(シャツだけネ)。