Chick Corea, Stefano Bollani - Orvieto (2011)2011/10/04

Chick Corea, Stefano Bollani - Orvieto (2011)
Personnel:
Chick Corea (p), Stefano Bollani (p).

チック・コリア&ステファノ・ボラーニ。現代モダンジャズ・ピアノを代表する1人チック・コリアと、イタリアの俊英ステファノ・ボラーニとのデュオ作品。昨年の1月にイタリアのオルヴィエートで行われた「Umbria Jazz Winter/ウンブリア・ジャズ・フェスティバル」でのライヴを収録したECMからのリリース。近年コリア作品は難解で複雑な印象で遠ざかっていたし、ECMだから退屈な作品ではと想像できたが、好きなボラーニとのデュオなので久々に聴く。年齢と経験は違えども2人の超絶技巧ピアニストの演奏は活気に満ち文句無く素晴らしい。内容は、コリアの「アルマンドのルンバ」、ボラーニの「ヴァルサ・ダ・パウラ」を始め、ファッツ・ウォーラーの「ジターバグ・ワルツ」、ビル・エヴァンスの演奏で知られるマイルスの「ナーディス」、ジョビンの「白と黒のポートレイト」など。オリジナル、スタンダード、ブルーズまで聴き応え充分、もちろん2人の即興は見事。秋になるとやっぱりエレガントなこんなのが聴きたくなる、若い頃と違い抵抗なく楽しめるのは歳とった証かも?。
http://www.youtube.com/watch?v=vVLYuNfmX1E
http://www.youtube.com/watch?v=4ZTPAALN8z8
http://www.youtube.com/watch?v=qCyfknHR4NI
ジャケットはECMらしいデザイン、可も無く、、、キレイ。★★★

風邪なのかアレルギーなのか、38度弱の微熱が1週間も続いたのでブログを休んでいた。38度近いと微熱とは呼ばないらしいが、私は平熱が高いので意外と平気、だがさすがに1週間続くと辛い(四季折々風邪だと必ず40度を超えるので家族は慣れているが、医者と周囲は驚く)。
いつの間にかすっかり秋になってしまった、急ぎ服や靴を入れ替えねばと思いながらも、まずは寒くなる前にセルフ散髪。

Bill Evans - The Sesjun Radio Shows (1973,1975,1979/2011)2011/10/05

Bill Evans - The Sesjun Radio Shows (2011)
Personnel:
Bill Evans (p),  Eddie Gomez (b),  Elliot Zigmund (ds),
Marc Johnson (b),  Joe LaBarbera (ds),  Toots Thielemans (harmonica).

ビル・エヴァンス。マニアックな未発表音源、オランダのラジオ放送「Tros Sesjun Show」用の3つのライブセッションを収録したCD2枚組。観客の歓声や拍手の規模からして小規模な会場であるのは間違いなく、発掘モノの中ではステレオ録音だし音質も凄く良い。ディスク1の前半5曲は、1973年のエディ・ゴメスとのデュオ演奏(当時のドラム、マーティ・モレルはいない)。後半5曲は、75年のエディ・ゴメス、エリオット・ジグモンドとのトリオ、若干音は劣るが熱く力強い演奏。ディスク2は、79年のマーク・ジョンソン、ジョー・ラバーベラとの最終トリオ(音質は抜群に良い)中盤よりトゥーツ・シールマンスがゲストで迎えられカルテットに、中でも「ブルースエット」は鳥肌。ラジオ放送用の小規模なライヴなので物足りなさもあるのだけれど(他の名盤と比べると)、それでもこのリリシズムは流石。本作収録分はエレピじゃなく、いずれもアコースティック・ピアノによるもので美しい音の響きはたまらない。 エヴァンスの発掘ライヴ音源は様々に存在し、音質、内容共に玉石混淆の感もあるのだが、本作の構成はともかくファンにとっては貴重で嬉しい内容、他にも未発表音源はまだまだあるのだろうか?。
http://www.youtube.com/watch?v=TrYQV3eZCFk
http://www.youtube.com/watch?v=8FsXrIUTMts
http://www.youtube.com/watch?v=0T-tBnheLcU
ジャケットも貴重な写真、何だって嬉しい。★★★

日々、時は過ぎる。2011/10/06

スティーブ・ジョブズの訃報
昨夕5時頃友人S氏と待ち合わせ、もう1人のS氏と33年ぶりに会う。談笑は至福の時、またしてもハメを外し今朝4時まで飲んでいた。同じ時代を過ごした戦友は貴重だ、長い空白もすぐに満たされ楽しい時間はアッと言う間に過ぎ久しぶりに酩酊。グダグダの私とは違い2人のS氏共に驚くほどエネルギッシュでパワフル、見習わなければならない。ごちそうさま!33年ぶりのS氏に感謝!

朝刊に Bert Jansch /バート・ヤンシュ氏の訃報。
英国の、ブリティシュ・トラッド、フォーク・ブルーズ界孤高の人、超絶アコースティック・ギタリスト。在籍していた「Pentangle/ペンタングル」時代から好く聴いた。ギターの演奏技術はクラシック奏者にも匹敵するほどに素晴らしく、氏ならではの純フォークロアの世界は魅力だった、、もう新作を聴く事が出来ないのは残念、合掌。(氏のアルバムはいずれまた)
http://www.youtube.com/watch?v=hkX7Q2J7k48

スティーブ・ジョブズ氏の訃報に心が沈む。
最近の痩せ細った姿に不安を感じていたのだが、早過ぎる死は誠に残念。
革命的な「apple」の新製品が出る度に、さほどヘヴィーなユーザーで無い私でさえ胸が躍ったもの。心よりご冥福をお祈りします。

Eldar Djangirov - Three Stories (2011)2011/10/07

Eldar Djangirov - Three Stories (2011)
Eldar Djangirov (p).

エルダー・ジャンギロフ。1987年キルギス共和国(旧ソ連)生まれ、現NY在住の新進気鋭のジャズ・ピアニスト。インディ時代の2枚を含めまだ5作目?にも係らず、デイヴ・ブルーベック御大(影響力は無さそう)をして「彼は天才だ」と言わしめた注目の本作は、世界デビュー作で初のソロ作品。純クラシック仕込みの超絶テクニックで、クラシカルな表現は元よりシンセを使ったロック的なアプローチも難なくこなす現代的なピアニスト。テクニック先行は現代の音楽を志す者には普通の事なんだろうが恐るべき完成度である。ヨーロッパのジャズ界にはクラシックの素養のある方がやたら多く、まぁ私はそこの処が好きなのだが珍しく無くなって来た昨今、ジャズ・ジャイアンツ達の残された情緒とかグルーヴ感、バップ感が物足りなくもある。で、天才エルダー君はと言うと そこの処のアプローチも見事にクリア、何とも美しく華やかなピアノでやはりただ者では無い。言葉でどうこう書けないので聴いてみるしか無いが、歳を重ねる事で表現力も味も加わり進化していくのだろう、これからが楽しみな若者である。
http://www.youtube.com/watch?v=qfj3rSZ0D34
http://www.youtube.com/watch?v=3UC2X7EDaM8
http://www.youtube.com/watch?v=SFWRYy_Y8fA
ジャケットはクラッシック作品風、他の写真のエルダー君は紅顔の美少年。★★

Gonzalo Rubalcaba - Fe Faith (2011)2011/10/11

Gonzalo Rubalcaba - Fe Faith (2011)
Gonzalo Rubalcaba (p).

ゴンサロ・ルバルカバ。キューバが誇る稀代の天才ピアニスト6年ぶりとなる新作はソロピアノ作品。こよなく美しいピアノの旋律と驚異的なテクニックは本作でも健在。内容はコルトレーン・スタイルの「Improvisation」、ディジー・ガレスピー「Con Alma」、マイルスやビル・エヴァンスで馴染みの「Blue In Green」、祖国キューバの作曲家アレハンドロ・ガルシア・カトゥルラの楽曲、自身の即興と贅沢な全15曲。中でも終盤の3人の子供をテーマにした「Joan」「Joao」「Yolanda」は甘く優しくお気に入り。内省的な黙想から崇高なソロはすっかり巨匠になられた感じ。クラッシックの様に全編ただただ美しいのだけれどBGMじゃなく、ちゃんと対峙し聴くべき作品なのだろうが、聴く側の体調次第で退屈な作品にもなる。
http://www.youtube.com/watch?v=g60i8OYRWHU
ジャケットは???よく分からない写真とデザイン。★★