Gentlemans Pistols - At Her Majesty's Pleasure (2011)2011/11/01

Gentlemans Pistols - At Her Majesty's Pleasure (2011)
ジェントルマンズ・ピストルズ。ジョークっぽいネーミング・センスはともかく、例えばこんなバンドが好ましい?。70年代初頭のブリティッシュ・ハード・ロックの伝統風味たっぷりの英国はリーズ出身、07年メジャー・デビューの若い4人編成のバンド。本作は2作目でまだまだ方向定まらぬ印象だが、英国特有の哀愁漂うデリケイトな暗く湿った重い音の継承が何より嬉しい。妖しく交わるツイン・ギターは最高にカッコイイ、ヴォーカルの真っすぐな歌いっぷりも好ましい。例えるならヘヴィなステイタス・クオーのようでもあり、初期のバープルやツェッペリン、ユーライア・ヒープっぽさも聴き取れる。ロックに若者や年寄り、古いも新しいも無いが、久しぶりに失われつつあるカルト的英国ブルーズ・ハード・ロックを堪能、次作が楽しみなバンドである。
娘に教えられたのだが日本にも「オカモトズ」なる、若いのにオッサンが演っているような古臭い音のバンドがいる、こちらは未完成過ぎるがそれなりに面白い。
http://www.youtube.com/watch?v=6P3Ve84Tr1c
http://www.youtube.com/watch?v=mPPeVturckE
http://www.youtube.com/watch?v=rXa2mMTuPS8
ジャケットのセンスも意図したモノか?キワモノっぽいデザイン。★★

Alex A & TNT - I Feel the Blues Again (2010)2011/11/02

Alex A & TNT - I Feel the Blues Again (2010)
アレックス・アルバレス? & T N T。スペインはバルセロナを拠点に活動してる若きブルーズ・ロック・ギタリストでシンガー、本作は2作目、本場米国は原石が多過ぎ見つけにくいが、稀に意外な処から佳いモノが見つかる。まだまだカヴァーではなくコピーの域を出るか出ないかの未成熟な感はあるが、今風の軽〜い兄ちゃん風のルックスからは想像で出来ぬほど雰囲気のある古いスタイルのブルーズを演っている。近年流行のソウル、ファンク、R&B、を巧くブレンドしオリジナルの作品もなかなか佳い感じ。分かりやすいフレーズからも影響されたのは、B.B.King御大、ヘヴィー級のラリー・マックレイ、職人コーリー・ハリス他とのこと、若いのに渋い人選。北米のツアーでは、新鋭アルビン・ヤングブラッド・ハートと共演もあり。技量は申し分ないし、古さが逆に新鮮に響く好ましい音である。
http://www.youtube.com/watch?v=H56VWVIbZ50
http://www.youtube.com/watch?v=uwQGegtjo88
http://www.youtube.com/watch?v=A-5S7Zz7fVQ
ジャケットは本場モノとは違うカッコ良さ。★★

Foreigner - Feels Like The First Time (2011)2011/11/03

Foreigner  - Feels Like The First Time (2011)
フォリナー。1977年に米国でデビューした懐かしいロック・バンド、英米メンバー混在編成の商業バンドの先駆けと認識している。当時注目されたイアン・マクドナルドとミック・ジョーンズ(クラッシュの方とは別人)よりもルー・グラムのソウルフルなヴォーカルが好く、ハードロックながらキャッチーでメロディアス、中でもバラードが魅力的だったのを覚えている。「1st」から「4」までは持っていたが、、、興味も途絶え久しく、まだ演ってたのだと驚き。内容は「Acoustique」は往年の名曲のアコースティック・バージョンでのセルフカヴァー集、「Juke Box Heroes」は新しくデジタル録音されたこちらもベスト盤的選曲の2枚組。性懲りも無くおっさんバンドの「過去の栄光よ再び作品」だけど、思いの外良い。妙なアレンジなどせず、原曲を忠実にリメイクしているところを評価した。オリジナルメンバーはミック・ジョーンズ1人になったようだが新しいケリー・ハンセンの声がルー・グラムに似ていて違和感無く今の音で聴けるのは嬉しい。
http://www.youtube.com/watch?v=LZ7hDUdAmgE
http://www.youtube.com/watch?v=jP3kyG71W2Q
http://www.youtube.com/watch?v=7m6y6ZZRSOk
ジャケットの中央、白髪となったミック・ジョーンズ親父が切ない。★★

The Rolling Stones - It's Only Rock N Roll (1974)2011/11/04

The Rolling Stones - It's Only Rock N Roll (1974)
ローリング・ストーンズ、イッツ・オンリー・ロックンロール。ストーンズ作品の中ではファンク色の強いアメリカンな1枚。誰もが耳にした事のある有名なアルバムだから別に書く事は無い。が、私はタイトル曲が苦手、なにかといえば お座なりにストーンズの代表曲のように紹介されるからかも、それはストーンズらしさとは違うと思う。それに聴き直すとリフが T.Rexのボラン節に聴こえてしまうしネ。他の曲はヘヴィな音で圧倒的なストーンズらしさと格好良さがあるので素直に好き。この頃からブルーズっぽさやアーシーさが抜け、より洗練されていったように思う、同時に「らしさ」も薄れていくのだが。私はミック・テイラーのフリークでもあるので「Time Waits For No One」の流麗なギターが大好きだし、ベースを弾いても凄い「Fingerprint File」もたまらない。もしテイラーが辞めなかったらと想像すると少し残念な気もする。
http://www.youtube.com/watch?v=20DXFbyz4Hc
http://www.youtube.com/watch?v=UF6O6-fVCfQ
http://www.youtube.com/watch?v=GFNiSjN4BBY
イラストはガイ・ピラート氏、画集「Rock Dreams」は今も所有。★★★★

今日は妻の誕生日である、その昔知り合った頃ストーンズやツェッペリンの話で盛り上がる、彼女がその折好きだと言ったのが今日の1枚、もう30年も前の話。辛抱強く長く連れ添ってくれる妻に感謝、これからもヨロシク。

Savoy Brown – Voodoo Moon (2011)2011/11/05

Savoy Brown – Voodoo Moon (2011)
サヴォイ・ブラウン。ついでにチョイス(失礼!)英国ブルーズの巨人?キム・シモンズ率いるサヴォイ・ブラウンの復活最新作。今更だが久しぶりに聴いてみる、アバタもエクボと言うけれど微妙なB級バンド(再び失礼!)の音は愛さずにはいられない切ない音。今も変わらず英国の曇天模様のようにへヴィでディープなギターは、本場モノとは大きく違う英国ブルーズ・ロックの真骨頂(のハズ)。全9曲とも新たに書き下ろしたオリジナルに、まだまだ演れるとの意気込みも感じるし、長尺のソロも悪くは無い今でも十分に上手い、らしいホーン・セクションも入ってる、、、。長寿バンドやアーティストが今も多く活躍しているが、残念ながら新譜が過去の名盤を越えるということは皆無だとは思う。結成45周年を迎えたバンド、あのキム・シモンズ氏も63歳になられた「いつまでも現役であることは素晴らしい」と書いておこう。
http://www.youtube.com/watch?v=qrLvm0TV8Xg
http://www.youtube.com/watch?v=jX6vEbPzVaw
http://www.youtube.com/watch?v=JMxoshyDy_k
ジャケットもらしいのか、らしくないのか中途半端? ★★