Patricia Talem - Patricia Talem (2009)2012/02/29

Patricia Talem - Patricia Talem (2009)
パトリシア・タレム。サンパウロを拠点とする新しい歌姫の1st(新作も出ているがコレから)。美しい容姿はもちろん色香漂うヴォイスと、しなやかなアコースティック・ブラジリアン・サウンドも清々しい初春らしい1枚。魅力的なネオ·ボサノヴァ・サウンド、ミナスのフォーキー・テイストからブラジリアンAOR、メロウなスタイルが耳に優しく最高に心地良いアルバム。基本ジャズとサンバで大半はジャズ·バラードである。ソフトなボッサ・サウンドに彼女の優しく語り掛けるようなヴォイスが絡むと夢見る様な明るい気分。何より彼女のミッドレンジの声と、歌心と表現力がひとつになった稀有な才能を感じさせる歌唱が素晴らしい。全編ポルトガル語で歌われるが、ジャズ・スタンダードの英詞曲までが違和感なくナチュラルにバランスよく聴ける。プロデュースはドラマーのマルコ・ダ・コスタ、支えるのはギタリストのサンドロ・アルベルト、ピアノはラッセル・フェランテ、ベースはジミー·ハスリップ、他 MPB最高のバンド。このまま春が来るとは思えないが昨日と違いボカポカ暖か、窓から入る陽光が違ってきたのは春の萌し、本作はこんな日用に取って置いた1枚である(とは言っても陽が沈むと寒くなった)。美しい音楽、美しいフレージング、素晴らしいアレンジは私を魅了する、録音も凄く良い。
http://www.youtube.com/watch?v=ioPWZ11VGSI
http://www.youtube.com/watch?v=s2j9-bAiR04
http://www.youtube.com/watch?v=bFf8mK_ioDc
ジャケットも素敵だ、レイアウトもフォントも良いセンス。★★★