The Rolling Stones - Between the Buttons *UK (1967)2012/03/14

The Rolling Stones - Between the Buttons (1967)
ローリング·ストーンズ。9作目「ビトウィーン·ザ·バトンズ」やはり昨日書いた理由からこの頃のキラキラ輝く不思議な雰囲気のストーンズの音も好きだ。彼等の作品の中ではイマイチ評価の低いこのアルバム、R&BやR&Rのコピーだけじゃもたないし、、スィンギング·ロンドン真っ只中、リボルバー、ペット·サウンズ、ブロンド·オン·ブロンド、、に追随すべく、ミーハーな(流行に敏感とも)ディラン風やモッズ風な怪しげな曲もあったり、ソフト·ロックな浮遊感もたまらなく、時代の空気を反映したサイケデリック感の中に音楽的試行錯誤が見え隠れする秀作だと思う。何よりブライアン·ジョーンズが要で、スライドやハープの名手でブルーズ·サイドの核に見られがちだが、本作ではバッキング·ヴォーカル、エレギ、アコギにシタール、縦笛、ピアノ、ビブラフォン、トランペット、トロンボーン、バンジョー、カズーといった様々な楽器で大活躍。ルーズで無骨なブルーズ·サイドだけではない、これこそがもう一つの魅力(ブライアンの意思とは逆に)時代の求めた多様性、ポップなロック·スターたる音だと思う。アンドリュー·オールダム最後のプロデュース作品であり、UK盤は意外と統一感のとれた作品。私は若くから自身の成長と共に聴いているからか過渡期的なサウンドが大好きだ、昨日の流れだと「アフターマス」か「デッセンバーズ·チルドレン」を選ぶべきだがコチラを先に。
http://www.youtube.com/watch?v=bkm1efUhGJ4
http://www.youtube.com/watch?v=xKNSm8_CTOY
http://www.youtube.com/watch?v=a7Tk72BNOKc
ジャケット写真はジェレッド·マンコーウィッツ、絵になる。★★★★

今日はホワイト·デーらしい、娘も期待はしていないようだし、、すまない思いでいっぱい。

The Beatles - Rubber Soul (1965)2012/03/13

The Beatles - Rubber Soul (1965)
ビートルズ。今日も真冬のように冷たい、毎年冬に聴きたいと思うアルバムというのはこの歳になるとだいたい決まってくる。ロックに目覚め始めた小学〜目覚めた過ぎた中学の頃=60年中頃〜70年代初頭のロック=心から感動したアルバムを選んでしまう、今ではなにを聴いてもあの頃の様に深く感動する事が無いのは残念。で、今日の1枚はビートルズの6作目「ラバー·ソウル」。中期に当たる本作は録音技術の飛躍的な進歩もあるのだが、初期作とは比べようも無いほど彼らの創造性と表現力が見事に開花した傑作。クラッシックや流行のフォーク·ロック、当時としては珍しいインド音楽までジャンルを越えた実験的な楽器や手法を取り入れ、音楽芸術的にも素晴らしく商業的にもバランス良く成功した作品だと思う(良いモノは売れる佳い時代だった)。あの頃所有するLPの数は10枚程度と多くのシングル盤、その宝物を毎日何度も繰り返し聴いた、ノルウェーの森、一人ぼっちのアイツ、愛のことば、ミッシェル、ガール、嘘つき女、イン·マイ·ライフ、、、(あえて日本語表記)全14曲、聴けばあの頃が蘇る、多分寒い部屋で聴いた記憶があるからこの時期に聴きたくなるのだと思う。本作以降の彼等のクオリティの高さは圧倒的、次作の「リボルバー」も半端では無い。
http://www.youtube.com/watch?v=liR9bW5hm2c
http://www.youtube.com/watch?v=PxxGVjLNpek
http://www.youtube.com/watch?v=PuXoDVPDpz0
ジャケットはロバート·フリーマンの写真、アナログで変形は画期的。★★★★

3月10日、敬愛するフランスの漫画家メビウス /Moebius(Jean Giraud)さんが亡くなった、残された作品群はどれも素晴しく誠に残念である。またいつか詳しく書きたい。ご冥福をお祈りします。

マフラーが大好き。2012/03/12

Help!
まだ寒の戻りと呼ぶには早いが今日は昼に雪も降ったほど空気は冷たい。今頃だが寒い季節に欠かせないお洒落なアイテム、マフラーが大好きだ。数えた事は無いが 5、60本?は所有、毎シーズン2、3本は増え続けている。同じジャケットでもコートでも首元に1本巻くだけでリーズナブルに変化が楽しめ、華やかにも渋くも自由自在、着こなしのアクセントに、もちろん首元を暖めるのは効果大で防寒にもなる。ブランドやデザイナー物には触手は伸びないが英国モノに良いものが多いのでお薦めしたい。多種の素材、ボリュームの有無、長い短い、フリンジの有無、微妙にチョイスは難しく、巻き方次第で粋にもヤボにもなる。基本は合わせる服を選ばない無地、柄だとボーダーやチェック、、英国伝統のタータン·チェックに至っては驚くほど種類が多い。用途も楽しみ方も工夫次第、組み合わせるセンスも必要だがこれほど自由なアイテムは他には無いと思う。ビートルズの映画「ヘルプ!」で1本の長いマフラーを4人で巻いていたのも懐かしく、同じく「フォーセール」も渋い、ロックに限らずレコード·ジャケットには格好良いマフラーのヒントがある。何でもない黒いコートにビビッドな真っ赤なタータンを巻くだけで格好佳いではないか。ただ夏の暑いのに首に何か巻くのは嫌いだ、誤解のないように。
そういえば昨今のロックスターのファッションがつまらなくなった云々、を書きたいが長くなりそうなので後日。マフラー関連では無いが面白いクリップ。
http://www.youtube.com/watch?v=7JxfgId3XTs
http://www.youtube.com/watch?v=tBq7icqGxB4

Bruce Springsteen - Wrecking Ball (2012)2012/03/10

Bruce Springsteen - Wrecking Ball (2012)
ブルース·スプリングスティーン。3年ぶりの通算17枚目となるスタジオ作品、本作は母国アメリカに対する彼の失望について歌ったモノとの事。相変わらず発するメッセージは痛烈に現在の病んだ社会、経済、政治、それを取り巻く様々な事柄、はてはグァンタナモ米軍基地の問題までをも、怒りと共に批判し聴く者に疑問を投げかけている。私は長く洋楽ばかり聴いているにも関わらず英語はダメだし、部分的には理解できるが所詮日本人には分かり難い面もあり正確には伝わらない、その分冷静に楽曲だけを楽しむことは出来る。ただ昔の「Born In The U.S.A.」では本来のメッセージが本国でさえ「アメリカ賛歌」のように誤った解釈をされたりするので本当に難しい。ロックがいつの間にかビッグビジネスとなってしまった今、ここにあるのはスプリングスティーンの変わらぬ疑問と熱いメッセージ、何よりも伝えたいことが先にある、これこそが本来のロック魂なのだと思う。これを聴こうという時点で既にある程度の覚悟をしているだろうから尚更だ。昨夏にサックス奏者で盟友のクラレンス·クレモンズが脳卒中の合併症により亡くなった、喪失感や思う処もおありだろう、なおも戦い続ける氏はあらためて凄い方だと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=-x8zBzxCwsM
http://www.youtube.com/watch?v=NWpG_ULYpr8
ジャケットも骨太な文字とストレートな写真、格好良い。★★

明日は、3.11東北地方太平洋沖地震からもう1年? まだ1年?
あの日から(1.17も含め)当り前の日常が大切に感じられるようになった。慌ただしく組まれた特集番組を観るにつけ、1年もの時間が経ったにもかかわらず更に悲惨な実態が露わになったように感じる。壊れた物は修復できても、心に深い傷跡は残っていても、確実に時は流れいずれは諦めと共に記憶から消えて行くのだろうか。被災地への関心が薄れてきている今、日常の中で少しでも被災地の事を想い、もう一度何ができるのか考える時だと思う、そうしなければいけない。

「ドン·カルロス」本日初日。2012/03/09

Don Carlos
今日はポスターの制作に関わった宝塚歌劇雪組公演「ドン·カルロス」の舞台初日、今回も代理店さんのご好意で通し稽古を拝見させていただいた。タカラヅカらしい華やかでとてもラブリィなお話に、思わず「いいね!」と素直な感想(始まったばかりなので詳しくは書かない)。何より衣装が豪華絢爛、主人公カルロスは勿論、フェリペ二世、イザベル王妃の衣装は細かな拘りを感じ、エボリ公女の眼帯姿にも納得。ポスター制作にあたり原作はもとより、時代背景や当時の衣装、ティツィアーノの絵画まで、、、とにかく大急ぎで深く研究したので良く理解している。斜めにカットされた舞台美術は光を感じ見事、とても効果的な表現だと思う。スパニッシュギターの音色も瑞々しく音楽も素敵だ。観終わった舞台に、ご一緒したADのHさん、DのY君、共に感慨一入、休憩時間にお会いしたコピー担当のOさんも含め制作スタッフ4人とも同じ想いのようだった。
グランド·レビュー「Shining Rhythm!」は心弾むリズムに乗せて輝く舞台、、解説そのままなオンリーワンのタカラヅカの世界(観なきゃ判らないだろうが)。
ファンの方も(言うまでもなく)そうじゃない方も是非ご覧ください。
大劇場公演は3月9日(金)〜4月9日(月)、東京公演は4月27日(金)〜5月27日(日)
http://kageki.hankyu.co.jp/