Eddie Kirkland - Pick Up The Pieces (1980/2011)2011/11/15

Eddie Kirkland - Pick Up The Pieces (1980/2011)
エディ・カークランド。例えば好ましい本場モノ。ジャマイカ出身のブルーズマン、エレクトリック・ギターを抱えデトロイト・ブルース・シーンの発展に一役かったギタリストでシンガー。巨人ジョン・リー・フッカーの伴奏、貴重な共演者で知られるモダン・ブルーズの人、、、等々、残念ながら今年の冬(2月)に交通事故で亡くなられている。本作は80年の同タイトル作品に未発表トラックを加えたリイシュー盤、録音当時52歳、脂の乗った充実の作品であり正統ブルーズ・マスターによる貴重なハード・ブルースの記録である。癖の無いシャープでお洒落にも聴こえる音は、艶っぽく30年を経ても新鮮で何とも格好良い。たまには本場のこんな音を聴きたくなるのは歳のせい?。是非聴かれよ、大推薦。
http://www.youtube.com/watch?v=Ujpp8djbqhU
http://www.youtube.com/watch?v=X4ga0-AZ-q4
http://www.youtube.com/watch?v=1UvnHsPRtTs
http://www.youtube.com/watch?v=j9xVrlfQcVc
ジャケットは格好良い写真、絵になる人だ。★★

Johnny Winter - Roots (2011)2011/10/28

Johnny Winter - Roots (2011)
ジョニー・ウィンター。待ちわびた7年ぶりのスタジオ録音最新作はタイトル通りジョニー自身が影響を受けた Tボーン・ウォーカー、ロバート・ジョンソン、チャック・ベリー、マディ・ウォータースなどの古いブルーズの名曲カヴァー集。を、ジョニーに影響を受けたであろうソニー・ランドレス、ウォーレン・ヘインズ、ビンス・ギル、デレク・トラックス&スーザン・テデスキ夫妻、ジョン・メデスキ、ほか豪華ゲスト陣と、実弟エドガー・ウィンターによるファンには堪えられない共演。収録曲はどれもライヴで欠かせない馴染みの曲、ライヴとは違ったクリアな演奏も嬉しい限り。どのテイクも涙モノだがデレク・トラックスとウォーレン・ヘインズとの共演は格別、ジョニー翁の円熟のスライドには流石の2人もかなわない。老いたからこその年輪を感じる御歳67歳まだまだ現役、秋の夜長にどっぷり浸るのも佳し。以前にも書いたが敬愛するジョニー・ウィンターのコレクションはブート盤を含め膨大な量、まだまだ増えそうである。
http://www.youtube.com/watch?v=5wRO-OIYs9c
http://www.youtube.com/watch?v=9SJk9T-iuCo
http://www.youtube.com/watch?v=EpbJnXsWHDA
ジャケットはジョニー翁の表情を巧く捉えた佳い写真。★★★

Eric Gales - Transformation (2011)2011/09/17

Eric Gales - Transformation (2011)
エリック・ゲイルズ。エリック繋がりでエリック・ゲイルの涼しげなギターも佳いけれど一字違いで大違いのエリック・ゲイルズ、汗が噴き出す様なハードなギターもタマには聴きたくなる。91年に若干16歳でデビューだから彼を知ってもう20年になるだろうか、狂乱のブルーズギター・スリンガーの新譜。黒人ブルーズロックの豪腕ギタリスト、ストラト使用、ワウワウ多用、極めつけはサウスポー、当時ジミヘンのフォロワーの代表と言われたのも懐かしく、いまやすっかり進化した音でルックスも含め貫禄の域。ギターは相変わらず凄く上手いし、曲もまずまず、歌も随分安心して聴ける様になった。前半も凄いのだが、中盤の表題曲「Transformation」から、号泣するスローな「Sometimes Wrong Feels Right」、ラスト「I Wouldn't Treat A Dog That Way」までブルースロック好きには堪らない音である。アーロン・ハッガティ(dr) とスティーヴ・エヴァンズ(b) とのトリオ編成も最高のバランス。
http://www.youtube.com/watch?v=hMdBbM7-jK8
http://www.youtube.com/watch?v=iE8HFSk68G0
日本盤の写真はすっかりギャングのようなルックス、輸入盤はちとマヌケ。★★

18日は折しもジミ・ヘンドリックスの命日(享年27歳)、40年余経っているのに最近また色々な音源や映像が掘り出されるのは嬉しいが複雑である。

Eric Bibb with Staffan Astner - Troubadour Live (2011)2011/09/16

Eric Bibb with Staffan Astner - Troubadour Live (2011)
エリック・ビブ、スタファン・アストナー。エリック・ビブは昨日書いたウィルソン氏の前作で客演していた近年注目のブルース・ギタリストでシンガー・ソング・ライター(先にこちらを知っていた)、通算17作目。NY生まれで現在は60歳スウェーデン在住、スタイルはカントリー・ブルーズ、例えるならタジ・マハルや、先日書いたケブ・モの様な渋い いぶし銀 ギタリストだろうか。相方スタファン・アストナーは本作で初めて知った名前だがセッション系のギタリストとのこと(道理で上手いハズ)。内容は老舗のライヴハウス「トルバドール」でオリジナル曲を中心に、アコギとエレギのギター2本と歌のみでしっとりと聴かせる弾き語り集。エリックの解釈する現代ブルーズはピュアで洗練され、深い陰影があり何より優しく響く、高い職人技だからこそリラックスして聴く事ができる。タマには、週末くらいはアコースティック・ブルーズでレイドバックするのも佳い(ここのところアコギも好く聴くようになってきたオジサン)。
http://www.youtube.com/watch?v=IF4rX9CG7wg
http://www.youtube.com/watch?v=W63Y5AHcBwE
ジャケットもシンプル、ルックスはイマイチだけど音は素晴らしい。★★

Big Daddy Wilson - Thumb A Ride (2011)2011/09/15

Big Daddy Wilson - Thumb A Ride (2011)
ビッグ・ダディ・ウィルソン。アメリカはノースカロライナ出身 ドイツ在住、アコースティックな演奏にジョン・リー・フッカーを想わせる奥深い暖かな歌声の渋いブルーズ・シンガー。元々ゴスペルとカントリーしか知らなかった氏が、軍隊に入りドイツに駐屯 そこでブルーズに出会う、以降ドイツの様々なバンドやユニットに関わり頭角を現す、除隊後ドイツのRUFレコードと契約。50歳という年齢の割にまだ2作目と遅咲きの実力派である。氏の人柄なのだろう齢50も過ぎれば顔や歌声に「生き様 」が出るものだ、持ち前の暖かくソウルフルな歌声は歌心と表現力がひとつになった稀有な才能を感じる。普段こういうのを聴かないのだが、筋金入りの本場モノとは違ったまったりと地味な音なのだけれど、どこかメランコリックで男の哀愁を漂わせつつ、心地良い懐かしさのようなものも感じるのである。全ての楽曲を作曲する彼のコンポーザーとしての実力も本物。
http://www.youtube.com/watch?v=Z7-5kQKRoM4
http://www.youtube.com/watch?v=T7wqaJIRqzk
http://www.youtube.com/watch?v=tQOLYH-fYzM
ジャケットは人柄の表れるシンプルな写真、渋い。 ★★