Doulce Mémoire - Antoine de Févin; Requiem d'Anne de Bretagne (2010)2012/02/03

Doulce Mémoire - Requiem d'Anne de Bretagne (2010)
ドゥルス·メモワール。アントワーヌ·ド·フェバン(フランス初期ルネサンスの作曲家1470〜1512年?)作、ブルターニュのアンのレクイエム。フランスのルネサンス音楽演奏集団 ドゥルス·メモワールがすすめている王様シリーズの新譜。本作は「ブルターニュ公爵の娘ルイ12世妃アンヌの葬儀で演奏された」という想定で、フェヴァンのレクイエムをメインにした宗教音楽集。アンヌ女公は2人のフランス国王と結婚し、権力闘争の荒波にもまれる悲しい生涯を送ったそうで(まるで某歌劇団のお話にありそうな)、、仏語なので詳しい事もあちらの歴史も判らない。レクイエムと聞けば何だか辛気くさい音楽が浮かぶかもしれないが然にあらず、古い中世のポリフォニーの伝統 男性ヴォーカルのハーモニーがとても素敵で優しくて居心地が良く、荘厳ながらもとても聴きやすい声楽アルバム。素人の私が聴いてもドゥルス·メモワールの演奏は神々しいほどに素晴らしいの一言、圧倒的な完成度の高さに思わずため息が漏れる。馴染みのロックやジャズも好いけれど、ネット経由でこんな素晴らしい音楽に出会えたことに感謝。
http://www.youtube.com/watch?v=f-Hif4mgu_k
http://www.youtube.com/watch?v=tbbLNtGfGeY
ジャケットは格調高く、らしいアートワーク、荘厳。★★

Jitka Cechova - Smetana;Piano Works Vol.5 (2011)2012/02/02

Smetana;Piano Works Vol.5 (2011)
イトカ・チェホヴァー。もう2月、冬の 新春らしいピアノならやはりクラッシックからスメタナのピアノ曲。スプラフォン・レーベルのスメタナ・ピアノ曲全集の第5巻である。スメタナといえば「モルダウ」のようなオーケストラ曲や室内楽の印象があるが、本人がピアノの名手だったそうであり多くのピアノ曲が残されている。そのいずれもが技巧的で内容も凝りショパンやリストに匹敵する魅力的なピアノ音楽作曲家だったとのこと(クラッシックに関しても全くの素人なので詳しくは無い)。演奏するのはチェコの女流ピアニスト、イトカ・チェホヴァーはエネルギッシュな技巧派、細かい音の動き、畳み掛けるような流麗さは私にも聴き取れる。スメタナのピアノ曲は始めて聴いたが思いの外親しみやすい、それは楽曲そのものがそうなのか、チェホヴァーの解釈と表現なのかは解らないが、ありがちな難解さや退屈さ及び暗さは無く、全22トラック1時間19分を穏やに過ごす事ができる。たまにはこんな優雅なピアノの響きに和むのも好い。それにしても今日は寒過ぎる、のでスキットルのマッカランでほっこり。
http://www.youtube.com/watch?v=qjp-Si6j7Fc
http://www.youtube.com/watch?v=Uy5lbCw2RCg
シリーズ全部は知らないが、なかなかの美貌。★★

Ludovico Einaudi - Islands ; Essential Einaudi (2011)2012/01/30

Islands ; Essential Einaudi (2011)
ルドビコ・エイナウディ。イタリアの巨匠ピアニストで作曲家、冬に聴きたいアルバムと言えば 私の定番 エイナウディのピアノソロ作品。昨年リリースされたエッセンシャル・コレクション、本作はよくある寄せ集めのベスト集では無く、新しいリミックスで新たなエイナウディの世界を感じる事ができる作品、別バージョンや新録音と新曲2曲を追加するなど、たっぷり2枚組。たぶん氏のアルバムはほとんどあるけれど新旧の名曲を新しいセットと曲順で聴くのも佳い。氏の音楽をジャンルで言うと(意味は無いが)純クラッシック、ネオクラッシック、ミニマル、アンビエント、現代音楽、紡ぎ出されるボーダレスな音風景には氏の音楽に対する愛情が詰まっているよう感じる。一度聴けば忘れられないほど美しく、繊細でゴージャスで、、でもどこか懐かしくほろ苦く、温かで柔らかくて優しい静寂の音楽、憂鬱で刺激的な音楽(感じるままを言葉にするとこんな風)。私は仕事を順調に進めたい時、冷静になりたい時エイナウディ作品をよく選ぶ、害もなく益もない(失礼)そういう聴き方もある。
http://www.youtube.com/watch?v=LNRTALWOLAo
http://www.youtube.com/watch?v=5AovNqx-czI
http://www.youtube.com/watch?v=9qvglWAHDak
ジャケットは「耳を塞がれるかのような静寂の霧」侘び 寂びも感じる。★★

マイケル・ナイマンやジョージ・ウィンストンのピアノも好きだったが、、似ている様で違うと思う。

Ludovico Einaudi - The Royal Albert Hall Concert (2010)2011/01/12

Ludovico Einaudi - The Royal Albert Hall Concert (2010)
ルドヴィコ・エイナウディ。殿堂ロイヤル・アルバート・ホールでのコンサート音源CD2枚組。近年お気に入りのイタリアの作曲家でピアニスト、私は特にこの寒い季節に聴きたくなる。古典的なロマンチックとでも言おうか?相変わらず琴線に触れる 静かで柔らかく繊細な曲ばかり。ルドヴィコのピアノだけじゃなくバイオリン、ギター、グロッケン、ヴィオラ、チェロ、等の音色も鮮やかな弦楽四重奏、贅沢なオーケストラとのコラボもあり。ま、映画音楽的な退屈さもあるが、ライヴ音源ならではの緊張感や熱気も心地よくゆったりとした時間を過ごすには最適なアルバム。
http://www.youtube.com/watch?v=X1DRDcGlSsE
http://www.youtube.com/watch?v=C97_HgV53Dk
パッケージは豪華で美しいデザインだけど・・。★★

Lise de la Salle - Mozart, Prokofiev (2007)2011/01/08

Lise de la Salle - Mozart, Prokofiev (2007)
Personnel : Lise de la Salle (piano).

リーズ・ド・ラ・サール。1988年フランス生まれの若いピアニスト4作目で2枚組。 本作収録曲は、W.A.モーツァルト、ロンド イ短調 K.511 他、とプロコフィエフ、ピアノソナタ 第3番 op.28 イ短調、組曲 「ロメオとジュリエット」からの10の小品より(抜粋) 他。デビュー以来、抜粋曲の選び方等々、チョイスに不思議なセンスを感じる。完璧なテクニックと自信に満ち溢れた堂々とした鮮烈な演奏、とにかく音がスッキリしていてよく透る。これがモーツァルトかと耳を疑うような深く翳りのある演奏。もちろんテクニックがあってのことだろうが、なんとも新鮮で繊細な演奏である。彼女のアルバムはどれも鳥肌が立つほど素晴らしい、是非一度お聴き有れ。
http://www.youtube.com/watch?v=C-aKZsBv52A
http://www.youtube.com/watch?v=KCcWBvcPMUg
ジャケットは、もちろんこの写真に惹かれた、美人には弱い。★★★

新年早々クラッシックの美人演奏家を紹介した、ヴァイオリンもチェロもピアノも素晴らしい、まだまだいらっしゃるがまたの機会に。さて来週からは何を選ぼうか・・・?