Frogwings - Croakin' at Toad's (2000)2012/03/27

Frogwings  - Croakin' at Toad's (2000)
フロッグウイングス。今日の1枚は随分前にリリースされたマニアック作品、暖かくなってくるとこんなのが聴きたい。以前デレク·トラックスのことを調べていたら偶然見つけたのだが、とにかくジミー·ヘリングとデレク君のツインギターがたまらないライヴ作品、プロデュースは Allmann B.B のブッチ·トラックス。どのジャンルにもあてはまらない(ジャンルはどうでもイイが)サザン·ロック+ブルーズ+ジャズ+ファンクといった音で、全編もの凄くテンションの高い「ライヴ」が繰り広げられている。ABBをジャズ·ファンクにした感じ=デレク·トラックス·バンドに近いかも。デレク君はジミー·ヘリングをお手本にしていたという話もあるくらい、全編弾きまくりの師弟2人のバトルは特筆すべきモノ。ブッチ叔父さんのドラムはもとより、ベースのオティル·バーブリッジ、パーカッションのマーク·クィノネス、他のメンツもベテラン揃い、ジョン·ホッパーの(知らなかったが)ハープのソロがまた凄い。ま、ジミー·ヘリングは知る人ぞ知る凄腕のテクニカルなギタリストなんだけれど、滑らかな音色も心地良く、聴いていて「私凄い事やってます」的じゃ無いのが私好み、以降ハマりブート盤を漁る、ウォーレン·ヘインズさんも客演してたり当然アタリ。ABBやDTBに限らずサザンロックの方々はやたらとブート盤が多いので苦労する。
http://www.youtube.com/watch?v=NiYn3R9ezsI
http://www.youtube.com/watch?v=0lDXvmZmh2c
http://www.youtube.com/watch?v=oaptE1-zVYM
ジャケットはロゴもイラストも雑、だからマニアック。★★

今日27日は次女の誕生日である、何にも束縛される事無く毎日を悠然と楽しく過ごしている、親としては今の時代だからこその心配もあり、将来の計画もしっかり、と、思うのだが誰に似たのか我関せずである。とはいえ今日は成長を祝いたい。

Bruce Springsteen - Wrecking Ball (2012)2012/03/10

Bruce Springsteen - Wrecking Ball (2012)
ブルース·スプリングスティーン。3年ぶりの通算17枚目となるスタジオ作品、本作は母国アメリカに対する彼の失望について歌ったモノとの事。相変わらず発するメッセージは痛烈に現在の病んだ社会、経済、政治、それを取り巻く様々な事柄、はてはグァンタナモ米軍基地の問題までをも、怒りと共に批判し聴く者に疑問を投げかけている。私は長く洋楽ばかり聴いているにも関わらず英語はダメだし、部分的には理解できるが所詮日本人には分かり難い面もあり正確には伝わらない、その分冷静に楽曲だけを楽しむことは出来る。ただ昔の「Born In The U.S.A.」では本来のメッセージが本国でさえ「アメリカ賛歌」のように誤った解釈をされたりするので本当に難しい。ロックがいつの間にかビッグビジネスとなってしまった今、ここにあるのはスプリングスティーンの変わらぬ疑問と熱いメッセージ、何よりも伝えたいことが先にある、これこそが本来のロック魂なのだと思う。これを聴こうという時点で既にある程度の覚悟をしているだろうから尚更だ。昨夏にサックス奏者で盟友のクラレンス·クレモンズが脳卒中の合併症により亡くなった、喪失感や思う処もおありだろう、なおも戦い続ける氏はあらためて凄い方だと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=-x8zBzxCwsM
http://www.youtube.com/watch?v=NWpG_ULYpr8
ジャケットも骨太な文字とストレートな写真、格好良い。★★

明日は、3.11東北地方太平洋沖地震からもう1年? まだ1年?
あの日から(1.17も含め)当り前の日常が大切に感じられるようになった。慌ただしく組まれた特集番組を観るにつけ、1年もの時間が経ったにもかかわらず更に悲惨な実態が露わになったように感じる。壊れた物は修復できても、心に深い傷跡は残っていても、確実に時は流れいずれは諦めと共に記憶から消えて行くのだろうか。被災地への関心が薄れてきている今、日常の中で少しでも被災地の事を想い、もう一度何ができるのか考える時だと思う、そうしなければいけない。

Van Halen - A Different Kind Of Truth (2012)2012/03/05

Van Halen - A Different Kind Of Truth (2012)
ヴァン·ヘイレン。今年結成40周年を迎える人気実力共米国ハード·ロックの代表格、大御所ヴァン·ヘイレンの14年ぶりの新作(通算12作目)。諦めていたが嬉しいことに初代ヴォーカリストのデイヴィッド·リー·ロスが28年ぶりに帰ってきた。どうにもサミー·ヘイガーが苦手で以降のハード路線から外れたメロディアス期も、らしくないし好きじゃない。久しぶりの彼等の音はやっぱりこれだよなぁ、馬鹿みたいに陽気でストレートなハードロック、エディがエネルギッシュにギターを弾きまくり、デイヴはブランクを帳消しにするほど見事な歌いっぷり、身内で固めたリズム隊も変わらずハイテンション、この複雑な事をしない(上手いから成立する)絶妙なバランスの壮快感がアメリカン·ハードロックの王道。今の時代感はさておき、作品としてのクオリティにも大満足、私は熱心なファンでは無いので彼等の一部しか語れないが、絶頂期のパワーこそ無いが、理屈抜きにロック本来の格好良さの溢れた痛快なアルバムだと思う。エディの華やかなルックスは失われメタボぎみ、デイヴは、、しょうがないよなぁでも以前よりマシ、アレックスは随分老けた、ただヴォルフガングのルックスは期待ハズレ。歳を重ねていくことであまり良い事は思いつかないが、円熟味を増し大人な渋さが加わった彼等のロックはオヤジにも聴きやすい。
http://www.youtube.com/watch?v=3WfQ-hV3WtA
http://www.youtube.com/watch?v=hrDch-SZ5lI
http://www.youtube.com/watch?v=t4df49v43Ss
ジャケットはNYセントラル鉄道の20世紀特急、ハドソン型4-6-4。★★★

Lou Reed & Metallica - Lulu (2011)2011/11/19

Lou Reed & Metallica - Lulu (2011)
ルー・リード&メタリカ。今年で活動45年目を迎えたルー・リード御大(御歳69歳)とスラッシュ・メタルの雄メタリカのコラボ・アルバム。近年は全くルーも聴かなくなったし、メタリカは私には重過ぎてシンドイ、だがコラボとなると話は別と入手してみた。19世紀ドイツの古典ミュージカル「Lu Lu」を題材に文学趣味な内容。主題はヴェデキントの「地霊」(1895年)と「パンドラの箱」(1905年)からなるいわゆる「ルル」2部作とのことらしい(詳しくはお調べ下さい)。ルーとメタリカ、出会いは09年の「ロックの殿堂25周年記念式典」で披露したジャム、DVDを見て驚きはした。本作の音も想像通りとにかく重い、若い頃と違い今更こういうのはネ、何度も聴いてみたけれどついて行けない。音とヴォーカルのチグハグさと高尚な?テーマに言葉の理解もあるのだろうがギブアップ。インテリ然のルーはともかく、メタリカのノイジーな音は苦手、単に私が老いてロックの感性じゃなくなったのが原因と悩む、はたして聴き込む事で素晴らしい作品になるだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=xuHhM0kWrio
http://www.youtube.com/watch?v=0OYj_3CgjiE
世紀末の性と死に彩られた「ルル」を表現?物議を醸しそうなジャケット。★★

Todd Rundgren - [Re] Production (2011)2011/11/18

Todd Rundgren - [Re] Production (2011)
トッド・ラングレン。この方も昔は良く聴いたものだが久しぶりの新作に触手が動く。ラングレン氏はシンガー ソング ライターで一流のギタリストで、楽器なら何でも演れるマルチ・プレイヤーでレコーディング・エンジニアでプロデューサーでもある多才な人。本作はカヴァー集、しかしラングレン氏のこと素直なカヴァー集ではない、自身がこれまでにプロデュースしてきた楽曲をリクエスト公募し、チューブス、パティ・スミス、ミートローフ、リック・デリンジャー、チープ・トリック、ニューヨーク・ドールズ、ジル・ソビュール、バッド・フィンガー、XTC、GFR、ホール&オーツ、他から15曲を選び料理。当然オリジナル曲はジャンルもサウンド・プロダクションもバラバラ、それらに統一性をもたせるためにダンス・ビートでまとめている、流石と感心すべきなのだろうが何か安っぽくなった印象。昔のラングレン氏と言えば革新的で随分先を見ていたたように感じたが本作は逆に古く感じる。奏者が変わると原曲はほとんど不明、意外と新鮮に聴くことができる、タマにはこんなのもおもしろい。今年のフジロックに出演されたそうですが、見られた方いかがでしたか?
http://www.youtube.com/watch?v=YnT6nlmBzb0
http://www.youtube.com/watch?v=pPi4dOPKBFQ
http://www.youtube.com/watch?v=PioBuC7eaQM
ジャケットは何種類かあるらしいけれど、らしいデザインではある。★★